最近、コロナもやや落ち着いてきたので、ジョギングをしているを見かけます。そんな最近走り始めた、または走ることに興味があるという人のために書かせていただきます。
■はじめに
マラソンは結局、継続し習慣化させることと、大会1~3ヶ月前にも練習時間が割けるかです。
20代後半に運動不足だなと感じたところから始まり、3年後にはフルマラソンで4時間を切りました。
4時間切りというのは大会にもよりますが、上位25%くらいと思ってください。
■初期~10キロ大会
私の場合、まずランニングマシーンで10分走ることから始まりました。
そこから30分走れるようになり、自分の身体が成長しているのを感じて面白くなってきました。
これは大会に出られるのではと思い、周りにも勧められて10キロの小さい大会に出ました。
無事完走はできましたが疲労が段違いで、大会後1週間は筋肉痛で小鹿のようにガクガクと歩いていました。
ですが筋肉痛が完治すると、さらに早く長く走れるようになり、自分が1ランク上がったのを実感できました。
■ハーフマラソン~停滞期
そこからハーフマラソンに出場すると、そこそこ参加者が増えて子どもの頃の運動会のように気持ちが昂りました。
大人になってから運動で見知らぬ大勢の人たちと同じゴールへ向かい走っていくのは、とても新鮮で面白かったです。
ハーフマラソンで私は終わるつもりでした。
ハーフマラソンは走り終わるまで2時間ほどかかります。ですので休みは練習2時間+準備1時間=3時間はマラソンに時間を割きますし、練習後は疲労感が残り、その日は満足に遊べません。
これがフルマラソンになると、どれだけ時間を費やすことになるんだろうと思い、ハーフマラソンで止まっていました。
ですがハーフマラソンの記録もどんどん伸び、1時間50分を切り上位30%以内に入り自信がついてきました。
■トラウマになったフルマラソンの練習と、フルである寛平マラソン本番
そこでまずフルマラソンとほぼ同じコースを大会1ヶ月前に走りました。
朝9時から走り始め、5~6時間で終わるかなと思っていましたが、途中で足が痛くなり歩くのも苦痛になり止まりました。
冬なのでそれほど気温も高くなかったですが、飲み物もそんなに無い中で本当に帰れるのか不安になりました。
結局9時スタートの夕方5時に着きました。8時間ですね、働いている間ずっとマラソンしていたようなものです。
フルマラソン練習はトラウマになるくらいでしたが不思議と「身体が成長して練習より本番の方が楽だろう!」と思い、大会に出場しました。
大会は途中に給水所があり、いっしょに走る選手たちが大勢いたので練習より気持ちがずっと楽になりました。
結局、5時間15分で完走できました。ですが、もうフルマラソンは絶対走らないと思いました。
■京都マラソンとの出会い
ですが半年経ち、京都マラソンの受付が始まりました。
応募者57,000人に対して定員は12,620人で抽選倍率は4.5倍です。
なんとその抽選に受かってしまったのです。フルマラソンは出ないと考えていましたが、これは練習するしかないと思い再開しました。
京都マラソンはテレビの取材も入り、大会の規模がこれまでと段違いでした。
京都市内を走るため景色がどんどん変わり飽きない、そして常にサポーターの方が「頑張れ!頑張れ!」と応援してくれて非常に気持ち良く走れます。
その2019年の京都マラソンで初めて4時間を切れました。4時間切りというのは市民ランナーの目標で、大会にもよりますが上位25%と言われています。
そこでマラソンって本当に面白いな、努力したことがきちんと結果として返ってくるなと思いました。
■最近のマラソン事情
最近はコロナの影響で大勢が集まる大会は無くなり、1ヶ月で合計42キロを走るオンラインマラソン大会が多いです。
私は大会の運動会のような雰囲気、そしてサポーターの方との触れ合いが好きなので、参加していません。
またマラソンを趣味として再開するかはわかりませんが、コロナが収まることを切に願います。
■マラソンから学んだこと
マラソンを通じて学んだことは速度0で止まると絶対にゴールまで着けない。
足が痛くても、あー、しんどい!と思っても、ゆっくりでも進んでいれば、ゴールに着けます。
仕事も同じで辛くても、思うような結果が出なくても、身体を壊さない程度に続ければ、身体は勝手に成長すると思いました。